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デザイン・メディア工学専攻 在学生

博士後期課程に進もうと思った動機、きっかけは何ですか?

学士,修士課程在学中に,社会の役に立つかもしれない研究課題に対して,自分でいくつものアイディアを絞り出し,実践し,失敗するということを幾度となく繰り返したのは人生で初めてでした.しかし最終的にはその努力が実り,論文として国内外で発表したときの達成感は言葉では言い表せず,将来も研究を続けていきたいと思い,進学を決めました.また,元々教育の仕事もしたいと思っていたので,博士号を取得して大学教員になりたいと思っていたのもひとつの理由です.

博士入学の最終的な決め手は何ですか?

進学の決め手は博士号が魅力的だったからです.具体的には,単純に持っている人が少ないので取得できたらちょっと自慢できるかなという私情もありますし,博士号によって研究者として認めてもらい,国内のみならず海外でも研究活動をしたいという気持ちがあったからです.金銭に関しては,岩手大学は博士課程学生を研究員として雇ってくれる制度や奨学金,授業料免除がありますので,特に心配はしていませんでした.

進学を決めた時期はいつ頃ですか?

修士課程の2年生になる直前だったと思います.修士課程は学士と打って変わり,研究活動と学会発表活動が本格的になりますので,博士課程に進学したいと思える自分がいるのかを確かめられる絶好の機会でした.その中で,私の場合はこの生活を将来も続けていきたいと思えましたし,それを大学教員という立場で学生に伝えていきたいという気持ちも生まれました.

日々の生活はどのようなものですか?

 
基本的に休日,祝日関係なく朝から晩まで研究をしています.なかなか良いアイディアが生まれなかったり,物事がうまくいかないことが続くと嫌になって遊びにいくことも多々あります(もちろん休日だけ!).しかしそれがいい機会になって研究のブレークスルーが起こることがたくさんあります.規則正しい生活をするように心掛けていますが,論文の締め切りが迫ってくると,朝まで実験するときもあります.無理が利くのも若いときだけだ,という諸先生方のお言葉もあるので,時々無理をしてでも頑張っています.

研究のおもしろさは何ですか?

私の場合,ある研究課題に対して王道的な手法を使用するのではなく,別の研究分野で使用される手法を応用することで,世界的に見ても珍しいアプローチで勝負しています.このようなやり方ですと,難しい数式を解いたりしなくても簡単なアイディアで良い研究結果が出たりするので,そこが面白いと感じます.また,そこから得られる実験結果や知見も珍しいので,企業や他大学の研究者から様々な質問をされますし,共同研究に発展して商品開発をし,販売することもできます.大学は研究だけではなく,商売に関わることができるのもひとつの魅力だと思います.

学費、生活費はどのように工面していますか?

現在,リサーチアシスタントや学術研究員としての給料と,奨学金で生活しています.

修了後はどのような将来をイメージしてますか? 就職活動はいつ頃から、具体的にどのように進める予定ですか?

修了後は国公立大学の教員になることを目標としています.就職活動は2年生の後半からで,研究者専用のポータルサイトを活用していこうと考えています.就職できるのであれば,国内,海外どこでも行くつもりです.学会活動は自分の顔を他大学の先生方に売る絶好の場だと考えているので,自分の名刺を配り,多くの先生方と交流するようにしています.

博士後期課程へ実際に進学してみて、現在の心境を教えて下さい。

博士後期課程に進学して感じていることは,とにかく研究という世界は広いことです.いろんな方法論や考え方があり,勉強すればするほど自分の知識の無さを痛感します.しかしながら,研究成果を少しずつ出していくことで,自分の成長を肌で感じることもできます.当然ながら辛いことの方が多いのですが,その分達成感も大きいです.同世代が社会で働いている中で,自分だけが未だに学生であることに不安を感じることもありますが,博士後期課程在学者でしか経験できないこともたくさんあります.そう考えると,進学して良かったと思います.

その他、何かあれば自由に記載して下さい。

国内,国際学会の発表は,基本的に観光名所に近い場所で行われることが多いです.たとえば,年末年始にハワイで開催される国際学会や,夏にバリ島で開催される学会など,たくさんあります.そのときの旅費や宿泊費は全額大学が負担するので,無料で全国津々浦々,海外に行けることが大きな醍醐味です.また,海外の学会の場合,世界中の研究者が集まるので,学会終了後に参加者達で観光ツアーに行くことがほとんどです.隣の席に座った外国人と英語で話したり,連絡先を交換して交流を広げていくといった色んな楽しみ方があります.

博士前期学生に何かメッセージを御願いします。

とにかく修士課程のときは研究をたくさんして学外発表するべきです.忙しくてつらい状況であっても,最終的には研究が楽しいと思えるのであれば,博士後期に進学し,学位を取り,その研究分野でのエキスパートとなって社会に出ていくのがベストだと思います.私の周りには英語が苦手という理由だけで進学を諦める人が多くいますが,私からすると,英語が苦手なのではなく,苦手と断言できるほど慣れてない,もしくは取り組んでいないだけだと思います.完璧な文章が喋れなくても,コミュニケーションはとることができます.どうか,英語の勉強ではなく,知っている単語だけでどうコミュニケーションをするかを考えてほしいです.