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私が博士学生だった頃②

岩手大学博士後期課程を修了された先生方のお話
機械システム工学科・教員 内舘先生

博士に進もうと思ったきかっけ

修士を終えたときに就職も考えましたが,やはり研究をしたいと思いました.挑戦しないで後悔するよりは,やったほうがいいかと.
博士課程時代は研究にだけ集中できる幸せなときです.(もちろん,自分の時間が全くとれないということではないです).研究をしている時に幸せが感じられないなら,行かない方がいいかもしれません.逆に,基礎研究をもう少ししてみたい,将来研究に携わっていきたいと考えるなら,行ってみる価値はあると思います.

大学教員となった理由

以下を踏まえ,教員となりました.
企業の研究所のメリットはお金とスタッフが潤沢であること.その反面,やりたい研究ができるわけではなく,利益につながらない研究はさせてもらえないという話を聞いていました.
大学のメリットは自分でテーマを設定できること.その研究が後々に役立つという確信が持てれば,こつこつと取り組めます.なぜなら,大学の研究は広く役立つ土台を構築できるものだからです.さらに授業や研究での学生とのやりとりで,自分の視野が広がるような気がします.